新聞奨学生の広場

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学生時代に築いたことは一生の宝物

イニシャル NY
性別 男性
生まれ年 1985年
新聞販売店名 朝日新聞サービスアンカー ASA日野
販売店所在地 東京都日野市
出身高校名 東京電機大付属高校
出身地 秋田県
出身高校名 法政大学
新聞奨学生になってみて、パンフレットの内容や人に聞いたことと「違っていたこと」は?

新聞配達は主に休日の夕刊が休みとなるため、午後にはフリーになることが多いと聞いて、日曜日が休めると思っていました。
しかし実際に働いてみれば、新聞社の清掃やバイクのメンテナンスなどを少人数であれば行う必要があり、特に欠員が出たときはその人の雑務まで任せられるケースがありました。
週1日休めるという内容がパンフレットには掲載されているものの、現実的な話をすれば勤める新聞社の営業所によって対応は異なると思われます。そのため申し込みを希望しているならば、事前に詳細を問い合わせみるスタイルが大事であると言えます。

新聞奨学生を経験して辛かったことは?

新聞を購読する人が減っており、届けると同時に疲労感がすごく感じられました。また仕事をしているときは皆がぐっすりと睡眠中であるため、やりがいを自らで見い出すのに苦労しました。
そして何より冬場の氷点下に新聞を1軒ずつ届ける作業は、手の湿疹や風邪との戦いであります。寝起きが悪くても新聞を届けるというノルマが毎日課されているので、給与とのバランスを見れば辛いアルバイトであったと思います。
それから学校行事と重なる休日に早退して新聞と届けることがあり、女子学生と思う存分遊びたい年代には残念で仕方がない結果が多かったです。

新聞奨学生を経験して良かったことは?

毎日何かを真剣に打ち込むという内容は、習慣づけという意味では大きなメリットになったと思われます。新聞を届けるという内容は、先方と直接会う機会も時折あり、「いつも届けてくれてありがという」といった激励をいただくことがうれしかったです。
さらに社会がどのように廻っているかという内容を肌で感じ取ることができ、就職時には給与や環境だけでなく、幅広い内容を参照して企業が選択できたと思っています。
社会人になってワガママを言う機会も人より少なく、上司からタフであると褒められるシチュエーションは、新聞奨学生の誇りだと思われます。

新聞奨学生を考えている人へメッセージ

天気や気分に関係なく、とにかく毎日新聞を届けるという単純作業の繰り返しは、辛いという言葉が真っ先に浮かぶと考えられます。
しかし学生のときに社会の基本的な仕組みを学んでおけば、スランプに陥ったときに必ず役に立つと私は断言したいです。
学生時代に築いたことは、一生の宝物になることから、幅広い人脈を形成させる意味でも、身近な新聞奨学生はやる気があればおすすめしたいです。
それからバイクの知識もある程度身につくため、仕事をする幅が広がって将来フリーランスになっても前向きに物事を捉えられると私は感じております。